サンマリノGP
F1、サンマリノGPがありましたね。
結果はシューマッハのポールトゥフィニッシュということで、
「シューマッハ・フェラーリ復活」という見出しが早速出ていますが、どうでしょう。
イモラサーキットは抜き所の無いサーキットなので、何とかトップを守れたものの、やはりルノーには簡単に勝てないのではないか。というのがレースを見ていて率直に思ったところ。
それよりも今回のグランプリで印象に残ったのは、セナが事故死した94年のサンマリノGPとのオーバーラップでした。
今回シューマッハは66回目のポールポジションを獲得して、セナを抜き単独のPP獲得数歴代1位の記録を打ち立てましたが、そのセナが65回目のポールポジションを獲得したのが、94年のここサンマリノGP。
セナはタンブレロコーナーで逝くまで、ポールからトップを走るもペースが上がらない。
というよりも当時ノりにノっている、当時ベネトンのシューマッハに差をつけることが出来ない。攻められまくっている。そして激突。
この時のシーンと、今回、当時のベネトンと同じカラーリングのルノーに乗るアロンソに攻められ続けるシューマッハのシーンとがオーバーラップした。
しかしシューマッハはミスをしない。本当にすごいドライバーだと思う。
シューマッハと比べたらセナは完璧ではなかったかも知れないが、やっぱりセナが好き。
確か事故死する前の年、ホンダが撤退した後の非力なフォードエンジンを搭載するマクラーレンに乗るセナを大雨の鈴鹿で見た。
かなりスローペースになっているレース、見るからに川のようになっているスプーンカーブの入り口で、彼のマシンだけローターが真っ赤になるくらいのハードブレーキングをしていた。無謀なドライビングなのかも知れないが勝利に対する悲壮なまでの執念に感動した。
今一番応援しているのは、スーパーアグリの佐藤琢磨。
マシンはとっても遅いし入賞も程遠い状態だけど、久々にセナの時のように見ていて熱いものを感じることができる。日本人びいきだからそう思うんだろうけど。
今年も鈴鹿に応援に行くぞー。