突然ワンコがいなくなった

朝６時に家の電話が鳴る。
「今から見に行かせてもろても ええやろか」
事前に警察から連絡を受けてたけど、６時って。。すぐにでも自分のワンコか確認したいって気持ちは解るけど、もちろん寝てるし。
こんな感じで午前中に２組、同じような柴犬がいなくなって探している家族が来られました。
いずれもシロ。ますます飼い主が見つからないのでは、と不安。。かな？

ワンコの様子を見に近くに行くと、シッポをフリフリさせてこっちにやってくる。

「か、、かわいい。。」

いや、ダメだダメだ。飼い主の元に戻るのがこのワンコにとって一番シアワセなのだ。
そうそう、そろそろエサをやらなきゃ。その前に散歩に連れてってやるか。
「散歩行こか」
そう言うと、「早く！早く！」とキャンキャン吠えて暴れ出す。
歩き出すと、地面をクンクンしながら先に先に行こうとするので、「もしや」と思い、ワンコの後を付いてくことにした。
クネクネクネクネ。。かれこれ１時間くらい歩いてる。と、ワンコが立ち止まった。
「行くぞ」と言っても動かないし、その道に面している家の庭先に入っていこうとする。

「あ、もしやこの家？」

ピンと来て、インターホンを押したけど留守のよう。
「夕方にでも、もう１回来てみようか。行くぞ。」
ワンコは諦めてトコトコ我が家に戻ってきました。

ご飯を炊いてないので、サトウのご飯を２分でチンしてインスタント味噌汁をぶっかけ。そんなご飯をガツガツ嬉しそうに食べてる。
晩ご飯はちゃんと炊いてあげるからね。ワンコの分、１合多めで炊こう。
すでに家族の一員のよう。。ヤバいヤバい。早く飼い主を探さなければ。

よし、ビラを貼ろう。パソコンで作っていっぱい印刷。
すると、また警察から電話。

「預かっていただいてる犬って、赤いリード付いてます？」

赤いリード付いてます。今回は本当に飼い主かも。
しばらくすると、インターホンが鳴り、モニターを見ると家の前に貼っているビラを見て嬉しそうにしているママさんが。ビンゴですね。
「まさか」とご自宅を確認すると、ワンコが立ち止まっていた家の方。その話をすると感激されていました。
良かったね。ワンコちゃん。

なんかいいことしたみたいで気持ちいいなぁ
でも、すっごい寂しい。。

あ、ご飯余っちゃった