Of All the Things / Jazzanova

Of All the Things

Of All the Things

Jazzanovaって、彼らがDJ集団だった頃からすっごい好きで、ベルリンのCompost Recordsレーベルでよく聴いてたんですが、新作アルバムがリリースされたってことで、"Of All the Things"。聴いてみました。
シングルカットされている"Let Me Show Ya"が、先月地元FM局のHotTracksとして頻繁に流れているのを聴いた時から その印象はあったんですが、今までとはエラいテイストが変わりましたね。
まぁ、名前のとおり元々ジャジーなテイストもそれなりに取り入れてはいましたが、本作はそれがかなり強調されていて、生音っぽいパートがかなり多いし、ほぼ全曲ボーカル有。
個人的には初期のリミックス作品や"In Between"のような、少し閉鎖的でクールな打ち込み系が心地良かったので、イマイチ趣味じゃないかなーというのが第一印象だったんですが、何度か聴くと これはこれで「あり」かなと。
っていうか、アルバムとしてのクオリティはかなり高いですね。
"Let Me Show Ya"や"I Can See"までは、昔流行ったアシッドジャズっぽくていい感じ。その後若干テンポが落ち、ヤバい。。眠いと思ったところに"So Far From Home"のような、こちらも彼ら得意のヒップホップ系をフューチャーした曲を挿んだりと、メリハリもあって しばらく飽きずに聴けそう。
自分のように昔の彼らを知っていたら賛否両論ありそうだけど、そうでなければ普通におススめできる名盤ですね。これは。