「焼き肉」の店 (三宮町)

初めて入るには勇気が要ります

もうスッカリ夏の気配ですねぇ
今日も半袖Tシャツ1枚でお昼休みです


モコモコの恰好だとチョット気が引けるけれど、
Tシャツの季節だったら、是非行きたい店ってありますよね 特に関西では
今回ご紹介するお店も、そんなお店で御座います


が、ここがお店だって知ってる人は、どんだけいるんだろう。。。
例のラジオショッピングで頻繁に出てくる
「隠れ家的焼肉の名店 亀山社中
とは違って、これぞホンマモンの隠れ家的焼肉店


数年前に初めてこのお店に入ったことを思い出します
知人から
「三宮センターサウス通りに、一部業界で有名な焼肉屋があんねんで〜」
と聞き、その辺を探しても焼肉屋なんかありゃしない
「あれ?もしかして。。」
と目に付いた店
でも、看板も何も出てなくて、表に「商い中」という札だけ出てる
勇気を振り絞り、カラカラカラ。。。と扉を開けると客は一人も居ず、小さいおばあちゃんが一人だけチョコンと奥に座ってる


おばあ「定食でええの?」
よね 「は。。はい」


目の前にあるコンロに火が入り、
「熱くないけど。。お茶」と、お茶が出てくる
あ、、親指入ってる。。
とりあえず、オーダーが成立したようだ


おばあ「ウチの店、なんで分かったん?」
よね 「え゛?」


その後、肉と焼き野菜がおもむろにコンロの上に乗せられ、あっという間に大炎上
急いで肉と野菜をコンロのスミに移動させつつ、濃いめのタレに浸して口に入れると、結構ウマい


よね 「あの、、火消してもらっていいですか?」


カウンターの奥にあるのは、もしやカマド?
そのカマドから盛られた、ライスがこれまたウマい


あれー? 結構イケてるやん


と思っていたら、
「熱くないけど。。おみそしる」と、さらに味噌汁と漬物が出てきた
で、やっぱり親指が入ってるけど。。
おばあ「あ、熱いみたいですね」
よね 「そらそうでしょ」


以上が「焼肉定食」(900円)


よね 「何回か来てるんですけど、店の名前って何なんですか?」
おばあ「言うても誰も覚えてくれへんから『焼肉の店』って言うてんの。。」
よね 「で、店の名前何なんですか?」
おばあ「『たつみ』っていうの。。」
おばあ「もう53年もやってるんですけど。。」
おばあ「焼肉の店やる前は、ここ呉服屋をしてまして。。」
おばあ「震災でこの辺みんな潰れたんやけど、この店はビクともしなくて。。」
おばあ「震災前は夜もやってたんやけど、今は昼だけしかやってないんです。。」


ヤバい


おばあ「向かいの『(洋食の)あいはら』さんとそのお隣のご婦人がスパゲティ食べる店くらいしか。。」
よね 「スミマセン。。おあいそ」
おばあ「お粗末さまでした。。あの、初めてお越し?」
よね 「いや、何回も来てるんですが。。」
おばあ「もう、この歳ですからね。。ごめんなさい。。」
よね 「ごちそうさまでした!」


あ〜あ。。
昼イチで客が来てたのに。。遅刻しちゃった
案外話し好きな おばあちゃん
注意が必要です

満足度 ★★★★☆
コストパフォーマンス度 ★★★★☆
メタボ度 ★★★★★
リピート度 ★★☆☆☆
メモ で、お店の名前は「たつみ」
場所はここです