さようなら「ポルシェ」
このタイトルを見たら、
「え!? ポルシェ手放すの?」
って思われそうですが、違いますよ
でも、今買おうとしているタイミングで最近の「ポルシェ」の体たらくを見せつけられると、やめてたかもしれませんね
このところのインフルエンザ騒ぎで、他のニュースが霞みがちですが、最近のポルシェに関する一連の動きは自分的には結構インパクトありました
「ポルシェとフォルクスワーゲンの合併交渉が決裂」
これまでの流れをおさらいすると、
- ポルシェの新車販売台数が好調
- フォルクスワーゲンへの出資比率を51%まで上げ、子会社化を発表
- さらに75%までの出資を計画し、VWグループ完全支配をもくろむ
- 景気後退による販売台数低迷
- これまでのVW出資が負担となり、資金繰りが悪化
- VWのポルシェ買収が噂される
- ポルシェ、VWとの業務統合(すなわち合併)へと方針転換
- 合併によりVW支配下に置かれることにポルシェが抵抗し、合併交渉決裂
- 銀行はポルシェへの融資を留保する方向
- ドイツの金融監督庁、VWの株価を操作した疑いでポルシェへの捜査を開始
ちょっとポルシェ、調子コキ過ぎましたね
フォルクスワーゲンの子会社化を推し進め始めたのは、今年の1月で、その頃はとっくに金融危機・景気後退は始まってましたから
「おぉ!ポルシェ、やるなあ」と、そんなに経営、財務が好調だったのかーと感心してたのに、これですわ
今回のことで、フォルクスワーゲンやアウディとの関係は悪化しているでしょうが、
このままVWグループに吸収されるか、以外の投資家のカモになるか。。これからポルシェがどこに行くかは分かりませんが、
これまで幾度の危機を乗り越え、大自動車グループに飲み込まれずに唯一独立の道を歩んできたってのが、「ポルシェ」ブランドの魅力でした
トゥアレグと同じラインから生産されるカイエンには何の魅力も感じないし、
「ポルシェ」というブランド代だけを払わされるメーカーになってしまったら、それってもう自分にとっての「ポルシェ」ではない
ひいき目もあるけど、やっぱり自分のポルシェが一番カッコええ
当時のポルシェ魂を後世に伝えるため、大切に乗り続けないといけませんね