上町ラーメン (播州赤穂)

ウチの隣街の播州赤穂。田舎だが何気に飲食に関しては名店が多い。
そこでラーメンネタをもう1つ。

「上町ラーメン」
味がどうのって言う前に、この店の雰囲気、たまりません。
まず、店の場所が分からない。
明るいうちは国道沿いにノボリが立っているので凡その場所は分かるものの、一番最初に行った時間帯は夜。全然分かんない。

若干付近をさまよった挙句、ラーメン屋らしき店を発見。
しかし店は暗く、とても営業しているとは思えない。でも入り口に「閉店」の文字は無い。
一人だし、かなり勇気が要ったが、思い切って扉を開けると「いらっしゃい」の声。
これが「上町ラーメン」。

カウンターに座ると、ようやく店内が明るくなる。店員は島木譲二似の店主一人。
メニューは「中華そば」と「ジャンボ」。麺以外は餃子とライス。
したがってオーダーは、「おっちゃん、ソバ」。これだけで済む。分かりやすい。
もう嬉しくてゾクゾクする。

ドンブリ溢れんばかりのラーメンがカウンターの上に乗せられる。
背脂が浮いた豚骨醤油のスープの上にモヤシとネギが敷き詰められた、とてもシンプルなラーメン。思った以上に美味い。こんな味大好き。
一気に麺をすすって替え玉を頼む。
ドンブリをカウンターに上げろと譲二に命令され、今度は若干硬めに茹でられた麺を直接ドンブリに叩き込まれる。もう最高。ちなみに餃子も美味い。

遠方、特に関東方面から来客があったとき、関西エリアには胸を張って連れて行けるラーメン屋は少ないけれど、ここは色んな意味でＯＫ。

都会っ子の度肝をぬかせてあげましょう。