W-ZERO3 (WILLCOM WS003SH / Black)

SIM-STYLE

自分が使っているモノで「なんでみんなこれ使わないんだろう」と思うくらいの逸品ってのがあるんですが、この「W-ZERO3」もその一つ。
発売当初は販売店に行列が出来たりして、あっという間に品薄になったという結構話題だったデバイスですが、最初全然興味無かったんですね。
ケータイが今ほどの機能を持ち合わせていない頃、PDAを使ってた時期がありますが、もっぱらPalm派。Windows系は全く興味なかったし、W-ZERO3もそれに音声通話が出来るようになっただけでしょ?と思っていた。
しかし、このW-ZERO3を使いだしたら、片時も手放せない。
「PCでもない、ケータイでもない」というコピーそのもので、PCを広げなくても同様の作業が出来るというのは実に素晴らしい。それを実現しているのは、意外に使えるQWERTY配列のキーボードだろう。仕事のメールも普通にこれで処理できる。チョットした移動時間などで未処理のメールを減らせるというのは、かなり快感。Outlookともシンクロできて連絡先やチョットしたメモも持ち出せるので、もうこれ無しでは仕事が出来ない。。というくらい。

しかし不満な点も多い。
1.バッテリー
とにかくバッテリーがすぐに無くなる。ただ、普通のケータイと同様の使い方をしていれば一日は大丈夫。恐らく一番負担をかけているのはディスプレイだろうが、それだけ頻繁に見るくらい重宝しているということ。更に無線LANをアクティブにした際は即効だ。

2.OPERA
付属のIEは全く使い物にならないのでOPERAをダウンロードして使うのが一般的かと思うけど、これも不具合多し。特に、どのアプリを立ち上げていても、画面の縦・横を切り替えると必ずOPERAが一番表に現れる。これは何とかして欲しい。
と思っていたら今日新しいバージョンのOPERA8.6がリリースされた。
このバージョンにアップデートすると、この問題が解消されることを確認済み。

3.キーボード
キーボードがスライドして出てくるというのは、なかなかのギミックだが、ここがまた構造的に弱い。
3ヶ月程度でキーボードが外れかけてメーカー修理。

4.W-SIM
写真の「DD」を併用するのが、おススメの使い方。「W-SIM」というPHSモジュールがSIMカードとして装着されているんだけど、このカードを「DD」に挿入すると同番でPCのモバイルにも使用できる。が、このカードの抜き差しが非常にやりにくい。SDカード並みに簡単に抜き差しできるようにしてくれたら最高。
もしくはUSB経由でバッテリーチャージできれば、「DD」を使わなくてもZERO3をモデム代わりにして使えるのに。。とも思う。


ということで、これらの問題点を改善できる後継機種にはかなり期待大。。と思っていたら、今日バージョンアップ版の「WS004SH」が発表されましたねー。
改善内容は主に本体メモリの増強ということで期待はずれ感は否めないけれど、思わぬオマケが付いていた。なんでもSONYロケーションフリーに対応するって?これは嬉しい。
であれば、やっぱりメモリは余裕無いとね。発売即機種変決定です。

でもロケーションフリーで動画を見るとなると、無線LANでのアクセスが必須だろう。やはり問題はバッテリーか。。。