Thriller (Michael Jackson)

スリラー

実は最近こればっかり聴いている。
特にこのアルバムのスタートを飾る「Wanna Be Startin' Somethin'」。このキレがいい曲をかなりの大音量にしてヘッドホンで聴く。これが快感になっている。

こんな恐ろしく有名なアルバムについて改めて説明する必要は無いと思うけど、発売されたのが1982年ってことは、もう24年前。。自分がオッサンになったことを改めて実感しつつも、今聴くと結構新鮮だ。

収められれている曲の殆どがシングルカットされたほど、曲それぞれのクオリティが高いのは当然のこととして、それ以上に全体の構成がいい。
この頃はディスクもアナログ全盛の時だから、A面・B面を意識した構成になっている。
PVで有名な「Thriller」で第1部が終了し、2部はエディ・ヴァンヘイレンのギターが死ぬほどカッコいい「Beat It」で始まる。そして「Lady in My Life」でしんみりと全体が終わる。そのうえ全曲が9曲とコンパクトなだけにスッキリと全体を聴くことができる。
CDの時代になってからこういった構成は影を潜め、ボーナストラックだとか、もっと最悪はインストルメンタルバージョンなんかが入ってたりするけど、はっきり言って蛇足。今一度この頃のアルバム作りを見直してほしい。

ネバーランドの一件やエミネムのおかげで変態。。いや十分立派な変態だけど、こんなR&Bのジャンルを超えた至宝の一枚を作り上げたマイケルはやっぱり偉大だ。

当時はカッコ悪いと思っていたジャケットも今見るとチョッピリセクシー。