三島製麺所 (仲多度郡)

この時が一番良かったなぁ。。

たまに思い立つと「さぬきうどん」の旅に出かけていました。
前回出かけたのは一昨年の夏。訪れた店をこのブログに残そうと3店ほど書いたけど、途中でイヤになって放ったままにしていたのが、ここ「三島製麺所」さんです。
個人的には、ここが一番のお気に入りでした。
ロケーションは最高。この店のことをよく知っていた弟に電話で聞きながらじゃないと辿りつけなかったほど目印が無く、看板も無い。農家のような玄関を開けるまでは、うどんが食べられるなんて思いもつかない意外性。
そして何よりも有名店じゃないのが一番良かった。近くにある谷川米穀店のようには絶対になって欲しくない。あまり人には教えたくない系の店でした。
この時訪れると玄関先を工事中。何やらテントのようなものを増築している。
「何やってんだろ?」と思いつつも家の中に入ると、いつもの光景。


「あついの?つめたいの?」
「つめたいの二つ!」


お代は1玉100円で合計200円。ドンブリで渡された、つやっつやの麺は、とにかく味が透きとおっていて、コシもほどよい。文句なしに麺は讃岐トップクラス。
この店、唯一難があります。店に置いてる醤油がマズい。でも、そんなことは事前に分かっているので、キチンと生醤油うどん用のダシ醤油を持参。もう最高。

旅の終わりに「やっぱり三島さんが一番だな〜」なんて言ってたら、後日衝撃の情報が。
映画「UDON」でこの店使われたって!? 麺通団め。。余計なことを。。
店先にテントを立てていたのは、大勢の来客に備えるためだったのです。
もう自分的にこの店の役目は終わりました。っていうか、「さぬきうどんの旅」もこれで終わり。「おいしいうどんを食べる」というより、どちらかというと「うどん探検隊」みたいなノリが楽しかったわけで。ここまで全国的に掘り起こされてしまうと恥ずかしいくらい興醒めです。

 「 うどんなら

     はなまるうどん

        十分だ 」

でも、一鶴は行きたい。。

※今の店はあまりに絵にならないので、工事前に撮影した写真を載せています。